日々独学に励んだり、本業以外の”強制ではない”時間に副業等の作業を頑張っている大人たちの中では「遊んではいけない」という意識があるように思います。
あなたはどうですか?
ゲームをしたり、テレビや動画を見たり、カラオケしたりしたいけど「罪悪感」があって遊べない、ということはありませんか?
私は”エンタメ”にどっぷり浸かって生きてきたので、上記のどれも外せません。
それでも独学を始めてからは、あなたと同じように、遊ぶことに抵抗を感じる時期がありました。
ですが、ビジネス書を読んだり毎日作業したりする中で、この「遊んではいけない」という考えは“間違い”であることがわかったのです。
この記事では、脳科学の観点や実体験から「遊びを学びに変える方法や遊ぶメリット等」を解説します。
どうぞ最後まで、ごゆっくりご覧ください。
ここで言う「遊び」とは…
実益を兼ねず、おこなうこと自体が「楽しい」と思える趣味等のこと
脳科学的に正しい「遊び方」とは?
- 遊ぶ時間を決める
- 遊びに熱中する
- 遊んだ時のことを振り返る
まずはスケジューリングから始めましょう。
とは言っても、何時〜何時など細かく考える必要はありません。
「明後日は3時間ゲームして良い」「来週の土曜日は1日中遊んでOK」等、ざっくりで良いですよ。
その時が来たら、遊びに熱中してください。
あなたが決めたその時間は、他のことを一切何も考えずにただ遊びに没頭するのです。
スマホが不要な遊びなら、電源を切ってしまいましょう。
とにかく、他の邪魔が入らないようにして楽しんでください。
終わったら、遊んだ時のことを必ず思い出すようにします。
これは遊んだ直後でもいいですし、お風呂に浸かっている時でも、寝る前でもOK。
「今日はこうだったから、次はこうしたいな」という風に、次回のことも考えられればなお良いです。
特に、最後の「振り返り」が重要。
ただ遊んで終わりにすると、それこそ時間のムダに終わってしまう可能性がありますからね。
では、この方法によって、どのようにして遊びが”学び”へとつながっていくんでしょうか?
次は「遊ぶメリット」を解説します。
「遊び」の”すごい”メリット
楽しいことをしている時、人は比較的カンタンに熱中できます。
熱中するとパフォーマンスが上昇したり、通常よりも効率良く動けたりと、様々なメリットがありますよね。
この“遊びに熱中している状態”が「集中モード」です。
ビジネス用語では「フロー状態」「ゾーンに入る」等と言います。
こうして遊びで得た「集中モード」に入る感覚を覚えておけば、他のシチュエーションでも集中モードに入れる可能性が高まります。
この集中モードを独学で活かせば、本を速く読み終えられたり、本の内容をうまくまとめられるようになったり。
仕事なら、いつもより効率良く作業を終えられたり、クオリティの高い仕事ができたりするでしょう。
また、遊びは忙しい毎日の中にある”息抜き”と捉えられます。
この息抜きをはさむことで、脳は私たちに「ひらめき」を与えてくれるのです。
同じ作業の繰り返しの中で、脳内の神経系の活動は停滞します。
張り詰めた神経系が息抜きによって解放され、記憶を司る細胞同士がつながっていくことで新たな発想が生まれる、というようなイメージ。
さらに、遊びによっては様々な能力が鍛えられていきます。
例えば、スマホで時間制限のあるパズルゲームをやるとしましょう。
スコアを伸ばそうとすれば「動体視力」「現状把握力」「問題解決力」等が鍛えられます。
これらは、速読やビジネスに直結する能力ですよね。
また、カラオケに行ってうまく歌えるよう心がければ「腹筋」が鍛えられ、運動不足解消に。
適度な運動は脳の活性化にもつながるため、行動や記憶のパフォーマンスが向上します。
そして「発声」がうまくなっていきます。
声はその人の印象を大きく左右するものなので「コミュニケーション力」にもつながっていくでしょう。
という風に、遊ぶことにはこのようなメリットがあるのです。
「遊んだことの振り返り」をすることで、集中モードに入る感覚を思い出したり、遊びの中で鍛えられる能力が他の何に活かせるか?を考えたりできるわけです。
遊びが学びにつながること、ご理解いただけたでしょうか?
では、このようなすごい効果が遊びにはあるのに、どうして「遊んではいけない」という認識が広まっているんでしょうか?
その理由を解説します。
「遊んではいけない」という固定観念はどこから来るのか?
このような意見や思考、思い当たる節はありませんか?
これらはすべて「遊びと学びはつながらない」と潜在意識のレベルで思っているからこそ出てくる言葉です。
ここまで読んできたあなたなら、すでに遊ぶことの大きなメリットを理解していることでしょう。
上記のような固定観念は、あっさり除去できるはず。
ちなみに、遊ぶことと“努力しないこと”は全くの別物です。
「遊ぶことで効率良く努力できる」というようなニュアンスが近いです。
遊ぶなら「気兼ねなく遊べ」
さて、ここまで「遊びを学びに変える方法や遊ぶメリット等」をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- 遊びを学びに変えるには「予定を組み、遊びに熱中して、振り返る」
- 集中モードの感覚を掴める等、遊ぶことには大きなメリットがある
- 「遊んではいけない」という固定観念は不要
この世界は、今や“遊び要素”で溢れています。
多くは、企業や発信側の利益のために生み出されたもの。
ですが、私たちユーザーが楽しめるものになっていることには違いありません。
人生、楽しんだもん勝ち。
楽しんで熱中して遊べば遊ぶほど「集中」という貴重な資産が増えるのです。
その結果、独学がはかどったり、仕事が円滑に進められたりするわけです。
もはや、遊ぶことを避けたり、罪悪感を抱きながら遊ぶ理由はどこにもありません。
逆に、遊んでる途中で他のことに邪魔をされ、思考が持っていかれたままでは熱中できず、遊びが中途半端になります。
「気兼ねなく本気で遊ぶ」からこそ意味がある、ということを忘れずに。
それでは、今後も良い独学ライフを。