書籍「進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密」を読みました。
著者:ガイア・ヴィンス
訳者:野中香方子
発売日:2022/6/10
ページ数:404ページ(注釈等含む)
関連キーワード:
人類進化学、人類の歴史、化学、言語、ファッション、建造物、社会学、ホムニ
この記事では、書籍「進化を超える進化」を読んだ感想やレビュー、得られる知識、読むべき人などをまとめました。
書籍の要約は、著作権の関係で記載しておりません。
ですが、あなたに必要なものかどうか、読書すべきかどうかの判断材料にはお使いいただけるかと思います。
ぜひ、最後までごゆっくりご覧ください。
「進化を超える進化」の読書をオススメしたい人は?
人類の進化について書かれている以上、すべての人間に関わってくるものではあります。
ですが、その知識を必要としない人もいるでしょう。
人類の歴史について、多くの専門的な根拠を提示して解説してくれています。
資料としての機能を十分に果たせるものだと思います。
また、テーマを「進化」としながら様々な分野の話が書かれているため、とても興味深い読み物となっています。
そして、進化や歴史といった話は、そのものの“根源”を理解する分野。
本質を見極める力を養うのにも、役立つ書籍と言えます。
本の読みやすさ、読破にかかる時間は?
専門知識が多いため、読みにくさはあります。
ですが「急いでいる」などの理由がない限り、この読みにくさは苦ではありません。
単純におもしろいので、いつのまにか熟読してしまっている、という感じ。
ただし、本が分厚くて重いので物理的な読みにくさもあります。
後ろの40ページほどは注釈に割かれていますが、それでも300ページ以上あるので、読破するにはある程度時間がかかるでしょう。
この本の扱い方や手放す基準は?
内容を一通り理解できたら、よっぽど思い入れがない限りは手放してしまってもOKかと思います。
ただし、提示される根拠の数や専門性がすごく、一度読んだだけですべてを理解できる人は少ないかもしれません。
社会や化学、ファッションや言語など、周辺知識を別の本で得ながら読み進めると、より楽しめるでしょう。
「進化を超える進化」を読んだ感想は?
時間をかけてでも、読んでよかったと私は思ってます。
歴史オタクではありませんが、知的好奇心がくすぐられ、もっと他の本も読みたい気分になりました。
また、専門知識の量の多さから、著者の見識の広さと深さを知り、ちょっとした憧れも抱いてしまいます。
あとは、この本が大ボリュームであることと、ハードカバー仕様で高級感があり、これを読む人の姿は知的に見えるはず。
「優雅に読書を楽しむ」という目的にはピッタリの書籍でしょう。
ぜひ、休日にコーヒーや紅茶をいれて、自宅でくつろぎながら読んでみてください。
「進化を超える進化」の総合評価は?
ここまで、書籍「進化を超える進化」を読んだ感想やレビュー、得られる知識、読むべき人などをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- 人類の進化について知りたい、内容の濃い読み物を楽しみたい人にオススメ
- 持ち運びはしづらいので、自宅でコーヒー等を飲みながらじっくり読むと良い
- 人類進化の要因について専門性の高い根拠があり、他の分野の本への興味もそそられる
率直に言うと「おもしろい」本でした。
英国王立協会サイエンス・ブック賞の最終候補作にまで残るぐらいのものですので、一読の価値は大いにあるでしょう。
人類進化に関するこれまで一般常識と言われていた部分も、この本の内容に塗り替えられる可能性だってあります。
さらに、過去と現在を知れば「未来」も見えてきます。
今後、人類がどう進化して世界がどう変わっていくのかを考えたい人にもオススメです。
興味があれば、あなたもぜひ読んでみてください。
それでは、良い読書ライフを。