書籍「はじめて学ぶビデオゲームの心理学 〜脳のはたらきとユーザー体験(UX)〜」を読みました。
著者:セリア・ホデント
監訳者:山根信二
発売日:2022/12/15
出版:福村出版
ページ数:184ページ(引用、解説含む)
関連キーワード:
ゲーム、心理学、ユーザー体験、UX
この記事では、書籍「ビデオゲームの心理学」を読んだ感想やレビュー、得られる知識、読むべき人などをまとめました。
書籍の要約は、著作権の関係で記載しておりません。
ですが、あなたに必要なものかどうか、読書すべきかどうかの判断材料にはお使いいただけるかと思います。
ぜひ、最後までごゆっくりご覧ください。
「ビデオゲームの心理学」の読書をオススメしたい人は?
この本には、ビデオゲーム(テレビゲームやスマホゲーム等)で遊ぶことのメリットやデメリット、またそれらを解説するために必要な「ヒトの脳のしくみ」について書かれています。
このことから、以下のような人はぜひ一読することをオススメします。
著者は、人気のある作品「フォートナイト」のゲーム制作にも関わっており、心理学や脳科学の知識をゲーム業界で活用している人です。
各種のゲームがプレイヤーに及ぼす影響を考え、制作に活かすことでおもしろいゲームが生み出される…
この「ユーザー体験」という視点がよくわかる本です。
本の読みやすさ、読破にかかる時間は?
中身は文字ばかりですが、章の最後に”まとめ”があるので、最悪ここだけ読めばだいたいわかります。
「脳」に関するお話が序盤にありますが、知識のない人にもわかるようカンタンな言葉で書かれており、親切設計でした。
ここは「さすがUXに関わる著者だなぁ」と感じた部分です。
読破にかかる時間については、そもそもページ数が少ないので、熟読してもそれほど時間はかからないでしょう。
速い人なら1時間程度で読み終えられるかと思います。
この本の扱い方や手放す基準は?
少し重みのある書籍で、寸法は若干大きいので、持ち歩くよりは自宅で読むと良いでしょう。
ページ数は少なめなので、ざっと集中して読破してしまえばいいと思います。
ゲームのプレイヤーやその親として読む場合は、自分や子供がよく遊んでるゲームのプレイによる影響がわかれば十分です。
制作側も、プレイヤーへの影響を考えてつくる「UX」について理解できれば、もうこの本は不要。
次の段階へ移行すると良いでしょう。
「ビデオゲームの心理学」を読んだ感想は?
私は学生の頃からゲームにばかり時間を捧げてきた、いわゆる”ゲーマー”です。
この、並の人よりも多いであろうゲームプレイの時間は、自分自身にどう影響してきたのか?というのがわかればいいなと期待して購入。
結果は、思ったよりタメになることが書いてあって大満足でした。
ゲームがプレイヤーに及ぼす影響を説明するには「心理学」「脳のしくみ」から説明する必要があります。
でも、一般的にそういったジャンルの話は難しく、読みにくくなりがち。
ところが、この本ではそういった専門的な知識がとてもわかりやすく噛み砕かれており、ゲームプレイの影響がよく理解できました。
「ビデオゲームの心理学」の総合評価は?
ここまで、書籍「ビデオゲームの心理学」を読んだ感想やレビュー、得られる知識、読むべき人などをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- ゲームを「プレイする側」「つくる側」どちらにもオススメ
- 著者は心理学の専門家で「フォートナイト」等の制作に関与
- 脳のしくみと、ゲームプレイによる影響がわかりやすく書かれている
率直に言うと「読んでよかった」書籍です。
普段からよく触れるもの(ゲーム)についての知識が深まり、関わり方を考える良い機会になりました。
興味があれば、あなたもぜひ読んでみてください。
それでは、良い読書ライフを。