書籍「限られた時間を超える方法」を読みました。
著者:リサ・ブローデリック
訳者:尼丁千津子
発売日:2023/1/5
出版:かんき出版
ページ数:271ページ(原注含む)
関連キーワード:
時間、量子論、量子力学、物理学、アインシュタイン、意識、フロー、ゾーン、脳
この記事では、書籍「限られた時間を超える方法」を読んだ感想やレビュー、得られる知識、読むべき人などをまとめました。
書籍の要約は、著作権の関係で記載しておりません。
ですが、あなたに必要なものかどうか、読書すべきかどうかの判断材料にはお使いいただけるかと思います。
ぜひ、最後までごゆっくりご覧ください。
「限られた時間を超える方法」の読書をオススメしたい人は?
「時間」について深く考えたい人や、時間を有効活用したい人、時間を伸ばしたい人にオススメ。
この本には、著者の実体験や科学的なエビデンスも踏まえた「時間」についてのことが書かれています。
また、自分の感覚時間をコントロールするためには「瞑想」が必要なため、普段からマインドフルネスや精神統一をおこなっているなら、それをより役に立たせる術も見出せるでしょう。
科学的、量子力学的な話に徹しているため、そういった分野の知識がある人ならより楽しめると思います。
ですが、そういった知識がない人でも「時間を操るトレーニング法」を実践すれば、時間に関するこれまでの概念が少し変わるかもしれません。
本の読みやすさ、読破にかかる時間は?
図やイラストはありませんが、量子力学について多少なりとも知識があれば、スイスイ読み進められます。
また、量子力学について知識がない人向けにカンタンな解説もあるため、読破するのにそれほど苦労はないかと思います。
ページ数は一般的なビジネス書並みなので、読み切るのにそれほど時間はかかりません。
この本の扱い方や手放す基準は?
この本の構成は、大きく分けると「論理的な解説」と「トレーニング法」の2つです。
結果重視の場合は、トレーニング法だけ覚えてしまえばお役御免かと。
また、論理的な解説についても一旦理解してしまえば終わり。
このことから、書籍を手放すなら「トレーニング法を身体で覚えたらOK」という感じです。
「限られた時間を超える方法」を読んだ感想は?
私はこのタイトルから「時間を伸ばせるのかな?」という期待を持って、書籍を購入しました。
正直、最初は”量子力学”という目に見えない学問を持ち出してきたことに落胆。
そして”フロー(集中状態)”という言葉が出てきたところで「集中する方法が書いてるだけか?」と若干読む気が失せました。
ですが、読んでいくと納得。
著者が自ら専門機関と協力してデータを採取し、辿りついた答えがこの本には詰まっています。
時間について述べるには「どうしても量子力学の知識が必要」ということも理解できました。
とは言っても、私たち読者側は、専門的な解説が不要な場合はトレーニング法だけ知っておけば、十分この本を役立てられそうです。
トレーニングの内容には、難しいことはそれほど書いていません。
やる気さえあれば、私でも、誰にでも、時間を操る感覚を身につけられそうだと感じました。
「限られた時間を超える方法」の総合評価は?
ここまで、書籍「限られた時間を超える方法」を読んだ感想やレビュー、得られる知識、読むべき人などをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- 既成概念を除去して時間をコントロールしたい人にオススメ
- 量子力学の概要を知っていれば、より深い知見を得られて楽しめる
- トレーニング内容に難しいことは書かれていない
一言で言うと「読んでよかった」と思える本です。
私たちは「時間」について、当たり前のように“自動的に前に進んで後ろには戻れない”ものだと考えています。
でも、量子力学的に考えればその正体を捉えることができ、操ることさえできてしまう可能性がある。
「時間は誰にも平等」というこれまでの常識を覆す、時間を超越するためのことが書かれた現段階で唯一の良書だと思いました。
興味があれば、あなたもぜひ読んでみてください。
それでは、良い読書ライフを。