「AIが何でも教えてくれるなら、人間はもはや知識不要では?」
OpenAI社によって訓練されたAI「ChatGPT(チャットジーピーティー)」。
ChatGPT(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ChatGPT
実際に使ってみましたが、現時点ではまだ100%頼りきることはできなさそうです。
ですが、その知識量には目を見張るものがあります。
そこで、このチャットGPTの膨大な知識量と引用力を利用して、あなた自身の学びに役立ててやりましょう。
というのが、この記事でお伝えしたいこと。
ちなみに、この”GPTさん”の情報源は「ウェブサイト、書籍、専門家の意見、学術論文、ソーシャルメディア」というような回答がありました。
あなたが持つ豊富な知識の「情報源」をすべて教えてください。
つまり、結局は人が持つ「知識」や、知識保存の「労力」が今後も必要なんですよね。
私たちは、今後も自分自身の知識量を増やして知恵をつけるために、学ぶことをやめられません。
ということで、この記事では「学びに役立てるためのチャットGPTの使い方」を解説していきます。
どうぞごゆっくりご覧ください。
あなたが「主体的に」動く
ChatGPTは、サービスにログインすると「入力画面」が現れます。
ここに文章を打ち込んで送信することで、回答をもらえるしくみ。
つまり、あなたから質問しないことには何も始まりません。
学ぶ姿勢でいれば、現時点であなたがわからないことや知りたいことが具体的に浮かんでくるでしょう。
そういった質問を、あなたの知識欲のおもむくままに投げていけばいいのです。
主体性を持って、思う存分活用してください。
知りたい(聞きたい)ことを明確にする
ChatGPTは、大抵どんなことにも答えてくれます。
ですが、あなたが聞きたいことを明確にせずに質問しても、まともな回答は得られません。
まずは、あなたの頭の中で質問内容をハッキリさせましょう。
何が知りたいのか?
何を教えてもらいたいのか?
特に知りたいことがない場合は、現段階ではあなたの独学にChatGPTは不要です。
必要になった時に、再び開いてみてください。
質問文に気を配る
ChatGPTは、あなたが入力する言葉や文章だけを手がかりに、回答を作成します。
つまり、欲しい情報を引き出すためには、あなたが書く文章がかなり重要だということ。
ある程度”雑”な聞き方をしても、何かしら答えてはくれます。
ですが、そういった場合の回答内容は正確さに欠けることが多いので、ご注意を。
日常的な文章においては、特に「主語」を省いてしまう人が多いように思います。
ChatGPTに質問する際には「誰が」「何が」を、できるだけ意識して入れるようにしましょう。
また「知りたいことがあるけど、どう質問すればいいかわからない」ということがあるかと思います。
そんな時は、あいまいな質問から始めて徐々にキーワードを拾っていき、最後に文章をまとめ上げて質問する、という流れがオススメ。
例えば…
「フィナンシェ」というスイーツの作り方を知りたいけど「フィナンシェ」という名前をど忘れしてしまった。「バター」の味がする焼き菓子であることはわかっている。
という場合。
「バター」を使った甘い焼き菓子の名前を教えてください。
「マドレーヌ」に似た焼き菓子を教えてください。
これで、フィナンシェの作り方を質問できます。
ちなみに、一般的な「物」の特徴や「言葉」の意味に関する質問の正答率は、高めだと感じました。
このことから「辞書の上位互換」として捉えることも可能でしょう。
読書中に、意味のわからない単語やもっとよく知りたい言葉が出てきたら、辞書の代わりに使うと良いですよ。
さらに、同じ言葉なのにいろんな意味があるような単語でも「予備知識」や「前提条件」をしっかり記述すれば、的を得た返答になりやすいようです。
気をつけるべき3つのポイント
ChatGPTは、とても知識豊富なAIです。
ですが、聞き方を間違えてしまったり、回答のために本来必要な情報が不足したまま質問をしたりすると、誤った回答をされることがあります。
こういった誤情報をそのまま信じて使ってしまうと、後で取り返しのつかないことになるため、注意が必要です。
得られた回答の内容が本当に正しいかどうか?というのは、しばらくは検索エンジン等でチェックする必要がありそうですね。
または「間違えていたらリスクが大きいような内容は、最初から聞かない」と割り切ってしまうのも、一つの手段かと思います。
「最新情報」についても同様です。
知らないものは「知らない」と言ってくれればいいんですが、聞き方によっては誤情報をもらってしまうことになりかねません。
新しめの情報に関しては、専門機関等の情報源を活用することをオススメします。
最後に、ChatGPTは「教えてくれない事柄がある」というのも知っておきましょう。
あなたが公表できない事柄の一覧を教えてください
つまり「個人」と「企業の損益」に関わることは教えてもらえない、と思っておくと良いです。
法律については、○○○法の内容は教えてくれますが、個人の状況と照らし合わせた法律相談となると「専門家へ」となります。
教えてもらえる内容に限りがあることは、独学にも影響してきます。
例えば、マーケティングや投資を学ぶ際に「あの会社の裏情報が欲しい」と思っても、教えてもらえないでしょう。
逆に言えば、インターネット上にあがっていそうな情報なら大抵教えてくれます。
それがたとえ、欲しい情報を検索しにくい「論文」にしか載っていないようなことでも、です。
教えてくれる情報。
教えてくれない情報。
情報の真偽。
ChatGPTをうまく活用して、あなたの独学に役立ててください。
チャットGPTはこうやって独学に活かす
さて、ここまで「学びに役立てるためのチャットGPTの使い方」をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- ChatGPTには、主体性を持って、欲しい情報を明確にして質問する
- ChatGPTに質問する際、情報量や文法に配慮しないと誤情報をもらうことがある
- ChatGPTが教えてくれない事柄がある
ChatGPTは、出版社や著者から情報をもらっていたり、電子書籍の内容を吸収していたりします。
なので、世の中に出回っている書籍の大半のことは知っていると言えるでしょう。(オススメの書籍を教えてくれたりもします)
この”知識の宝庫”を、私たちの独学に役立てない手はありません。
ぜひ、あなたも使ってみてください。
それでは、良い独学ライフを。