あなたの『心』を守る?社会に疲れた時の【自己責任力】とは

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あちゃーな太めの人

こんにちは、はづきです。

「世の中って、不公平だなぁ」と、思うことはありませんか?
例えば、国民のすべてが平等になるように作られているはずの法律。
でも、それを活用する人としない人では、雲泥の差ですよね。
税金1つとっても、かしこい人は”節税”を極めて、人よりも得をしてお金を増やします。

人には、いくつかの欲求がありますが、実は「公平に扱われること」も、強い欲求の1つだと言われています。
これが崩れてしまうと、人は正常に生きていけません。
「公平」「平等」を求めて、”命を投げ出す”人だっているほどです。

それだけ重要な要素である「公平」「平等」という欲求ですが…
生きている上で、阻害されてしまうことはよくありますよね。
つまり、不公平や不平等という不快な感情は、生きている限り、ほぼすべての人に必ずもたらされるものだと言えます。
それも「何回でも」です。

人によっては”命を失うリスク”さえある「負」の感情。
何も対策しないまま生きていくのは、危険すぎると思いませんか?
命を失うまではいかないまでも、おそらく多くの人が、不公平や不平等を体感することで”イラッ”とするはずです。
腹立たしい気持ちになってしまい、しばらくは頭が正常に働かない人だっているでしょう。
その日に想定していた予定を変更するなど、”1日の行動を変えてしまう”人も少なくはありません。
しかも、この負の感情は、ランダムに降ってくる情報によって突然わいてくるため、前兆を捉えることも難しい。
他にも、イライラしてしまう原因は、いくつか考えられます。

ですが、実はこのような感情は、普段から「あること」を念頭に置いておくだけで、綺麗サッパリなくなるんです。
それが「自己責任」という思考。
そうです「すべての責任は自分にある」という考え方です。

「自己責任」と聞くと、マイナスイメージを抱かれる人がいるかもしれませんが…
このマインドセットを持っておけば、あなたの感情はいつでも平常心を保つことができ、起きた事象について冷静に対処できるようになります。

気持ちの持ち方1つで、この先の人生を変えられるんです。
すごい可能性を秘めていますよね。

実は、私もこれを幼い頃(高校1年生ぐらい)から実践してきました。
そのおかげか、昔から「優しい人」「落ち着いた人」「粘り強い人」というような”褒め言葉”を言ってもらえることが多かったです。

何か問題が起きた時、”その責任は自分にある”と考えると、後片付けなどは自分が率先してやることになります。
ですが、この時、他にも「これは私のせいだ…」と思っている人がいるとしたら?
その人には「私の代わりに対処してくれて、なんて優しい人だ」と思われるわけです。

また、誰よりも早く解決のために動くことで「冷静に考えられる=落ち着いた人」という評価にもなります。

これが少し厄介な問題だった場合でも、自分の責任だから“自分だけで対処する”という精神でやり抜けば、それは「粘り強く考え抜ける人」という好印象になるでしょう。

「すべての責任は自分にある」というマインドセットを、どれだけの事象に当てはめて行動できるか?
この力を、私は「自己責任力」と言っています。
普段の生活の中で、ちょっとイラッとしてしまった時などは「あー、自己責任力が足りないなぁ」と、反省したりしますね。
「自己責任」のマインドセットをいつもONの状態にしておけば、以下のようなメリットがあります。

  • 自分にどんなイヤなことが起きても、イライラせずに済む
  • 「自分がやらないと進まない」という焦りによって、仕事が速くなる
  • 人に頼らないスタイルなのでどんどんスキルアップし、自分1人でできることが増えていく

誰でも、今すぐ、無料で実践可能です。
そして、得られるものはかなり大きい。

この記事では、そんな素晴らしい可能性を秘めた『「自己責任」のマインドセットに切り替える方法』をお伝えしていきます。

私はこれによって、人生を大きく変えられました。
学生の頃、生きているのがつらかった時期があったんですが…
この思考を、その「つらい対象」に適用することで、救われました。
また、大人になってからは仕事をする際にも、この思考は大いに活躍してくれています。

ぜひ、あなたも以下のコツを試していただいて、“健やかな感情”を手に入れてください。

起きた問題をすべて「自分の行動」に結びつけられるか?

何か問題が起きた時にイライラしてしまうのは、それが“今後自分に関わってくること”だからです。
「どう関わってくるのか?」を考えてみれば、その問題の原因(の一部)と、自分のこれまでの行動を結びつけることができます。
問題と行動がつながれば、そこから「これは、自分が***をした(しなかった)からだ」といった回答を導き出せるはずです。

例えば…

職場でのお話。
その日は仕事量が多く、仕事Z(急ぎ)が得意そうな社員Aに手伝ってもらうよう、お願いした。

でも、社員Aに頼んだ仕事Zのできが悪く、急ぎの仕事Yの後に自分でやり直したことで、急ぎの仕事Xのために残業するハメに。

元々の計画では、自分が仕事Yをやってる間に仕事Zを完了してもらって、仕事Yの後に、仕事Zの延長線上にある仕事Xに余裕を持って取り掛かるつもりだった。
仕事Yは早めに終わり、仕事Zがあがってくるまで、仕事Xに取り掛かる準備をのんびりやっていたが、これなら最初から全部自分で急いでやっていた方が早く、残業しないで済んだかもしれない。

上記の例では、社員Aに仕事を任せた結果、急ぎの仕事Xを終わらせるために残業することになりました。
恐らく、多くの人は社員Aに対して「まともに仕事してくれ」と非難を浴びせるでしょう。
同時に「もうおまえには仕事任せない」となるかもしれません。
ですが、本当の原因は自分自身(仕事を任せた側)にあるのでは?と、自己責任マインドセットを持って考えた場合…

「得意そうだと思って仕事Zを任せたけど、間違った判断をしてしまったのかも…」
「普段からちゃんと人を見て、本当に得意な仕事を任せていれば、速く終わったかもしれない
「そもそもコミュニケーションをちゃんと取れていれば、もっとうまくいったかも」

このように、問題と自分自身の行動がつながると、責任(の一部)を自分で負う考え方ができます。
少しでも「自分が悪い」と思うことができれば、社員Aに対して腹を立てたり、悪い評価を下したりすることもありません。

問題と行動が結びつかない場合は?

何かしら問題が起きた時に「自分のせいだ」と思うには、少しでも自分の行動に”原因”がないといけません。
どうしても、自分の責任を感じられない場合は、自分の感情を確かめてみてください。
「今、自分は腹を立てているか?」と。

いや、聞くまでもないかもしれませんね。
イライラしていれば、自分ですぐにわかるはずです。
そして、何も感じていない場合は、あなたには”何の関係もない問題”だったということ。
少しもあなたの行動の中に原因がなく、またその問題自体が今後あなたに影響を及ぼすこともない。
このような場合には、あなたがわざわざ出しゃばって関与する必要はありません。
ここで自己責任力を発揮する必要は、ないんです。

あくまで、自己責任力というのは「イライラせずに済む=平穏な心や感情を守る」チカラです。
精神が脅かされていないのなら、わざわざマインドセットを切り替えなくていいんです。

逆に、まったく関与しない状況で自己責任力を発揮してしまうと、周囲に「なんで?」と不信感を与えてしまうこともありえます。
まるで、”犯人をかばっている”ようにも見えるかもしれません。
「本当に責任を負うべきは誰なのか?」を見極めるチカラも、自己責任力を扱うには重要なことだと言えます。

責任の所在をハッキリさせるチカラとは?

「誰が何をしたせいで、どうなったか?」がわかれば、解決策は自然に見えてくるものです。
ですが、この”何”の部分を知るには、具体的な目的を持って「こうやった」という、”明確な記憶”が必要です。
人の記憶は、多くの場合”あいまい”なもの。
そのあいまいな記憶を明確なものにするためには「何のために」という具体的な目的を、普段からしっかり持って行動していないといけません。
普段から目的意識を持って行動していれば、仮にWhatの記憶があいまいであっても「この目的があったから、そのためにこれをこうして、こっちはこうしなかった」といった説明を、自信を持ってできるわけです。

「誰が何のために何をしたか?」「自分は何のために何をしていたか?」ここを普段から意識して動くことで、何かしら問題が起きたとしても、責任の所在をハッキリさせることができるでしょう。
あなたに原因の一部があるのか、まったく何も関係ないのか、がすぐにわかるはずです。
そうすれば、何かしら腹が立った時でもすぐに自己責任力を発揮して、冷静に対処にあたれます。
その問題解決の速さから、周囲の人に一目置かれる人になっていける可能性もありますね。
無関係の場合は、ムダに時間を割くことがないので、効率化も図れますよ。

ここがポイント
  • 自己責任力は、心の防衛手段
  • 問題に全く関与せず、腹が立たないなら自己責任マインドセットはOFFでOK
  • 責任の所在を明確にするために、普段から目的意識を持って行動する

どんなことも「誰にも頼らず」自分だけでできる?

冒頭でもお伝えしましたが、自己責任力とは「自己責任マインドセットを、あらゆる事象に当てはめて行動するチカラ」のことです。
あくまで「そういう思考を持つチカラ」であって、すべてにおいて「自分で責任を取れる能力」ではありません。
微妙な差かもしれませんが、マインドセットのお話をしている以上、ここでは少しの気持ちのズレも許容できませんのであしからず。

この2つの違いは、“実際に責任を取って行動するチカラがあるかどうか?”というところです。
「自己責任マインドセットを、あらゆる事象に当てはめて行動するチカラ」については、いざ問題が起きた時に”実際に対処できるチカラがあるかどうか?”については言及しません。
つまり、自己責任力が高くても「実際には責任を取れない」「問題に対処できない」という状況も起こり得るということです。
問題に対して絶対に対処できるかどうか?というのは”未来”のお話で、実際にやってみないとわからない部分なので、ここに言及してしまうと、そのチカラは嘘になるでしょう。

それでいいんです。
気持ちが大事なんです。
「何かあった時には、必ず自分で対処してみせる!」という強い気持ちです。
で、周りにもそれを(内心では)求められるでしょうから、結果的には「自分で責任をとる」ことが多いでしょう。
となると、常に自己責任マインドセットをONにして自己責任力を発揮するためには、どんなことも人に頼らず自分でおこなえる”行動力”や”知識”が必要だと言えますね。

行動力については、責任を感じれば自然とわいてくるものだと思います。
起きた”問題”と自分自身がやった”行動”がつながれば、責任を感じられるはずです。
知識は、その時には持ってなくても、いざ何かが起きた時に「情報収集」する方法を知っていれば大丈夫です。
つまり、“問題に対処する方法を調べる”ことができれば、問題ありません。

でも、それだけではないです。
自己責任力を高めるためには、そもそも「人に頼らない」「人に期待しない」という”考え方”を持って生きていくことが、特に重要です。

誰も頼らず、期待しない…?

最初から誰も頼らず、誰にも期待せずにいれば、すべてを自分だけで完結させることができます。
ということは、起きうるすべての問題について、問答無用で「自分のせいだ」となるわけです。

人に期待してしまうから、期待値を超えてくれないとガッカリしたり、イラだったりしてしまいます。
逆に、人に何も期待しなければ、何かがあっても気持ちに余裕を持てます。
しかも、期待していない相手がちょっとイイ仕事をしてくれるだけで「嬉しい」とか、幸せな気持ちになれます。
「人に期待しない」という考え方は、圧倒的にトクでしかありません。

ただし、期待しないからといって”態度まで冷たくする必要はない”です。
期待しない=その人が嫌い、ということではありません。
「他者」があっての「自己」です。
態度を冷たくしてしまうと、自分以外の人がみんな周りからいなくなってしまい、せっかくのメリットも台無しに。

期待しないことと「好き嫌い」は別問題?

「期待してほしい」「頼ってほしい」と言ってくる知人や友人、家族がいるかもしれませんが、自己責任力を高めようとするなら、彼ら彼女らには何も期待しない方がいいです。
多くの場合、何かあっても期待に100%答えてはもらえません。
それでも、好きな人は好きでいいんです。
愛する人には、何も期待せず、逆に”期待される側”になればいいだけのお話。

私も、好きな人に対して何かを期待することはありません。
裏切られた時が最悪なので。
過去にも、付き合っていた恋人に対して私が何かを期待することはありませんでした。
「自分1人を好きでいてほしい」とも思いませんでしたね。
「他の異性と1対1で遊ぶ」とかいう、多くの人にとっては「浮気」と捉えられる行為であっても「バレないようにやってくれればOK」と伝えてありました。
それが私にバレた時…そんなことがあったなら、相手の「自己責任力」が試されたことでしょう。
幸い、そんなことはありませんでしたけどね。

誰も頼らない=「全部自分でやる」ことの大きなメリットとは?

「自己責任マインドセットを、あらゆる事象に当てはめて行動するチカラ」を”自己責任力”と定義していますが、結果的には全部自分で責任をとることが多いでしょう。
また、何かが起こる以前=最初から「誰も頼らない」姿勢でいても、同じように“すべて自分でやる”ことになります。
実は、この”人まかせにせずに全部自分でやること”には、大きなメリットがあるんです。

  • 他人の仕事を待たなくていいので、自分の仕事がはかどる
  • 普段やらないことまで進んでやるので、どんどんスキルアップ
  • 抱えられる許容量がだんだん増えてくる

普段から「全部自分でやる」意識を持って生活していると、上記のようなメリットを得られます。
これまで以上の仕事量をこなせるようになり、自己成長につながり、心が広く、器の大きな人になれる…
素晴らしいですね。
自分がイライラしないために、自分の精神を守るために、いわば”自己満足”で使い始めるであろう自己責任力。
それが、他者のためにもなるんです。
そして、他者への貢献は、いずれまた「評価」等の形で自分に返ってくるでしょう。
良いことばかりです。

ここがポイント
  • 自己責任力=「自分で責任を取れる能力」−「未来の不確定要素」
  • 「誰も頼らない」「全部自分でやる」という考え方が、自己責任力を発揮するボタン
  • 「未来の不確定要素」について”備える”能力も必要

自己責任マインドセットを常に持って「自己責任力」を高めよう

ここまで『「自己責任」のマインドセットに切り替える方法』についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
この記事の内容をまとめると、以下のようになります。

この記事の要点は…
  • 自己責任力とは「自己責任マインドセットを、あらゆる事象に当てはめて行動するチカラ」のこと
  • 自己責任力を扱えるようになれば、精神的な防御を固めて「社会生活から身を守れる」
  • 自己責任マインドセットを普段からONの状態にしておけば「自己責任力」が高まる
  • 自己責任マインドセットは「責任の所在を明確にする”力”」「誰も頼らず期待せずに何でも自分でやる”考え方”」によってスイッチがONになる
  • “全部自分でやる考え方”を持つと「自己成長」はもちろん「他者貢献」「社会貢献」にもつながる

「自己責任マインドセット」を、できるだけスイッチONの状態にしておくことで、あなたの”自己責任力”はどんどん強化されていきます。
継続していけば、不意に感情を乱されることがなくなり、胃や頭が痛くなることが減ります。
社会活動や人間関係によるストレスが、激減するはずです。
さらに、どんなことにも動じず、冷静に問題解決に取り組める”デキる人”になれるでしょう。

「すべての責任は自分にある」
この魔法の言葉をいつも心の中で唱え、今後取り組むであろう物事のすべてに当てはめて、行動するよう心がけてみてください。
きっと、”人生が変わる”レベルの変化が起きるはずです。

あなたの「心」の負担が、少しでも取り除かれるよう、願っています。

マインドセット
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この記事を書いたのは私です
はづき

独学術師として、大人向けの"なりたい自分になる"独学術を開発。読書は月20冊以上。WEBマーケ資格あり。何でも知りたい。何からでも学ぶ。マスク大事。400歳まで生きたい。

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