こんなお悩み、抱えていませんか?
「独学に役立つ本を選ぶのが大変」
「独学のための読書に時間をさけない」
「”積ん読”本が溜まりすぎて部屋を圧迫」
独学において、読書は切っても切れないもの。
どんなジャンルの独学にも、役立つ書籍は世の中に多く出回っています。
ただ、出回っている量が多すぎるので、独学用の選書の際には適切なものを自分で選ぶ必要があります。
私たちが独学に使える時間には限りがあり、全部読むわけにはいきませんからね
できるだけムダを省きつつ、短い時間で多くの書籍を読んで、効率良く知識を得ていきたいところ。
独学のための読書で、ムダを省いたり効率化したりできるポイントは、以下の3つです。
この“選読離”のサイクルの中で、どれだけムダを省いて効率化できるか?というのが、独学読書のキモと言えます。
この記事では、脳科学に基づいた事実や私の実体験から「超効率的ムダなし独学読書法」を解説していきます。
どうぞ、ごゆっくりご覧ください。
独学時に選ぶべき書籍はこれだけ
独学のための読書の際に選ぶべきは、そのカテゴリの「全体像」「専門的なこと」「関連カテゴリの概要」がわかる書籍。
最初に全体像を、“基本”などの名前がついた書籍で把握します。
そうすることで、具体的にそのカテゴリの何を学べばいいのかがわかるようになります。
全体像を把握したら、次は“わからないキーワード”を手掛かりに専門書を数冊チョイス。
ここは、あなたの知識レベルによって必要になる冊数が変わります。
ある程度理解できたら、関連するカテゴリの概要も掴んでおきましょう。
独学したいカテゴリの書籍だけでは得られない、有益な情報を入手できる可能性が高いです。
読書において最もムダなのは「読む本を選ぶ時間」。
選んでいる間はまだ本を読めず、新たな知識が入ってきません。
できるだけ早く書籍を選んで手元に用意し、読み始めましょう。
ちなみに、本を入手する際には「苦労しない」「スムーズに購入する」ということを意識した方が良いです。
入手が困難であればあるほどその物への”愛着”が生まれ、後で手放しにくくなりますからね。
独学読書を効率化する方法
独学読書の”選読離”のサイクルの中で、最も時間のかかる工程が「読書」。
ここを効率化できれば、短い時間で多くの知識を得られます。
きっかけを多くつくる
まず肝心なのが、“スタートを切る”ということ。
本を読むのには、誰でもそれなりに時間がかかります。
また、人によっては疲労感を伴うこともあるでしょう。
この「かかる時間」と「読む労力」を、読書を始める前に考えてしまうと…?
本を読むのが億劫になりますよね。
でも、独学読書においてこのような感情は不要。
とにかく、何も考えずに「手に取る」ということを意識してください。
手に取れたら、表紙の文字が自然と目に入るでしょう。
その流れで、本を開いてパラパラ読み始め、いつのまにか読書に没頭していることも。
気が乗らなければ、開かずに同じ場所へ戻すこともあるかもしれません。
それでいいんです。
読書を開始するきっかけを、生活の中でできるだけ多く作ってください。
あとは”読むだけ”です。
「速読」しなくていい?
ゆっくり読むでも、読んですぐ忘れてしまうでも、個人的には「ムダはない」と思っています。
一般的な”忘れた”という状態は、記憶喪失でもない限りは“意識して思いだせない”だけ。
文章の意味をしっかり理解しながらゆっくり読んだなら、無意識の部分には蓄積されているはずです。
ですが、以下のような状況ではどちらの方が効率が良いでしょう?
間違いなく、後者の方が効率は良いです。
たとえ1回の読書で20%の理解しかなくても、高速で読み切れるなら何回か繰り返せばいい。
本来なら6時間かかっていたところを、計2時間程度で同じ水準以上の理解度に達せるかもしれません。
このことから、独学読書においては「速読」のスキルを先に獲得しておくことをオススメします。
「急がば回れ」という言葉がありますが、まさにそれ。
本を速く読めるようになっておくと、後々大きな違いが出てきますからね。
速読については、大きく分けて「力を鍛える」「技を覚える」の2種類の方法があります。
鍛える方は、目と脳のトレーニングを続けていけばいくほど読む力が高まるため、早く開始するに越したことはありません。
技とは、高速で読む”テクニック”のことです。
たとえば「パラグラフリーディング」と呼ばれるテクニックは、本のもくじを見て内容を大まかに想像するというもの。
技は覚えればすぐに使えますが、本を全部読んでいるわけではないので不正確です。
覚えた技を使い、なおかつ速く読むことで、短い時間で書籍内容の理解度を高められます。
本を手放して独学の好循環をつくる
独学に使う書籍は、知識さえ吸収してしまえば不要になります。
読む必要のない本はもう、持っていても仕方ないので手放してしまいましょう。
手放すことに時間も労力もかけない
この時、どんな本でも安定して手放せる手段を決めておくと良いです。
ここに多くの時間を割いたり、労力をかけるのはもったいないので。
主に「捨てる」「譲る」「売る」のどれかですが、あなたの状況や環境に合わせて選んでください。
私の場合は、メルカリに出品して不要な本をお金に変え(戻し)、次の書籍の購入代金に充てています。
手放す際には、一度その書籍の内容を”見ずに”思い出してみましょう。
「思い出す(リトリーバル)」という行為は、脳科学的に最も良い記憶定着法とされています。
もちろん、書籍の内容を記憶するためにやるべきことはこれだけではありません。
効果が高い記憶術については、以下の記事で詳しく解説しています。
本を潔く手放すコツ
あらゆる分野の事情は日々アップデートしているため、こちらも常に知識を更新していく必要があります。
そのために、独学における読書は循環をつくり、サイクルを回せる状態にします。
独学の好循環をつくるには、手に入れた本は手放し、スペースを空けて次を迎え入れる準備をすること。
最初から”手放す前提”で入手する書籍なので、用が済んだら潔く処理しましょう。
書籍の入手が困難であればあるほど、その物への愛着や”執着心”が生まれて手放したくなくなります。
このように書籍入手時の困難や苦痛を避け、近所の書店やAmazon等でいつでもすんなり買える本を買ってください。
そうすれば、手放すのもカンタンです。
読書のムダを省いて超効率的な独学を
さて、この記事では「超効率的ムダなし独学読書法」をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- 「本を選ぶ時間」は最もムダでもったいない
- 「高速読書」のスキルでさらに効率化
- 用済みの本は手放して「循環」をつくる
私たちが独学に使える時間には、限りがあります。
“選読離”のサイクルの中で、できるだけ多くのムダを省いて効率化することを目指しましょう。
それでは、良い独学ライフを。