各メーカーから、多くの機種が販売されている浄水器。
「水道水をキレイにする」という目的で使うものですね。
しかし、この浄水器が「いらない」「意味ない」と思う人もいます。
確かに、浄水器を通す前の水道水と、浄水器を通した後のキレイな水を見比べてみても、何も変化はありません。
なので「浄水器なんて使う意味はない」「浄水器は不要」と判断してしまう人の気持ちはわかります。
結論から言うと、浄水器が”本当に不要”な人はいます。
ですが、私のように「浄水器が必須」「使うメリットがある」という人が少なからずいるのも事実。
では、その違いは何なんでしょうか?
この記事では「浄水器が要らない人と必要な人の違い」について、解説していきます。
どうぞ、最後までごゆっくりご覧ください。
浄水器の「性能」に疑いの余地ナシ?
浄水器の必要or不要を語る前に、ハッキリさせておかないといけないことがあります。
それは、浄水器の性能は”確実”だということ。
その理由をざっくりまとめると、以下の3つです。
具体的には「家庭用品品質表示法」という法律の”雑貨工業品”の項目の中で、浄水器の表示項目が指定されています。
「浄水器」消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_34.html
このことから、浄水性能がパッケージや関連ページに表記されている浄水器なら、その効果は確実に表記通りであり、疑いようがありません。
浄水器の「意味ない」というのは、浄水器に“水をキレイにする効果がない”ということではないんです。
ちゃんと仕事はしてくれます。
ただ、その仕事が、私たちにとって必要なのか?それとも不要なのか?がポイント。
少なくとも私にはメリットのあるものですが、世の中には「その仕事(浄水器)は要らない」という人もいるでしょう。
水道水を「飲まない」人は浄水器いらない?
浄水器の「水道水をキレイにする」という効果。
この仕事が”不要”な場合、浄水器は要りません。
一般的な、水道水をキレイにする理由は、主に以下の3つ。
つまり、水道水を飲んだり料理に使ったりせず、水槽用としても使わない人にとっては、浄水器は不要だと言えます。
また、水分補給は人体に欠かせないものですが、飲み水として「ミネラルウォーター」など、元々キレイでおいしい水を用意している場合、水道水を飲むことはないでしょう。
なので、この場合も浄水器の出番はなさそうです。
水道水を「飲む」でも浄水器いらない人がいる?
では、水道水を飲む人はみんな、浄水器を使うべきなんでしょうか?
それはもちろん、あるに越したことはありません。
生きる上で「塩素を必ず定期的に摂取しないと、生きていけない」という人は、この世に存在しないです。
塩素は、人にとっての必須元素ではありません。
それどころか、人体にとって毒であり、身体に不要な物質です。
「塩素」Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/塩素
そんなものを体内に取り込めば、それを外へ出すために内臓や細胞へ負担がかかるでしょう。
飲み水からあらかじめ余計な物質を取り除いておけば、それを飲んだ際にかかる身体への負荷は軽減されます。
最低限の性能しかない浄水器でも、それが”浄水器”と表示されている以上は、完全ではなくても塩素成分を除去できるようになっています。
このことから、どんな浄水器であっても、水道水を飲むすべての人は何かしらの浄水器を使う”意味”があります。
ただし、意味はあっても「”必要”と感じるか?」は別問題。
これについては、人それぞれの「価値観」によるところが大きいでしょう。
熱帯魚を飼っているなど、水槽用として水道水を使うなら、塩素除去の必要性は100%あります。
でも、飲み水としてならどうか?
ニオイも成分も、何も気にしない人であれば、そのまま飲めると思います。
私も、何も知らなかった10代の頃は、のどが渇けば普通に飲んでました(今は絶対ムリ)。
水道水に関する知識がない人、飲み水の味やニオイにこだわりがない人は、以下の理由で「何も気にせず飲む」ことが可能です。
これらの理由によって、何も気にせず水道水を飲める人の場合は、そもそも水道水をキレイにする必要性を感じられないはず。
こういう人たちにとっては、浄水器は「意味ない」「不要」と言えるでしょう。
水道水を「飲む」なら浄水器必須?
ここまで「浄水器が要らない人と必要な人の違い」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- 水道水を飲まない、ミネラルウォーター等の飲み水を用意している人は、浄水器は不要
- 水道水を飲む人でも、塩素のニオイや含有物、未知の領域が気にならない場合は、浄水器不要
- 水道水の塩素臭が気になる、飲用リスクを少しでも減らしたい人は、浄水器は必須
水道水を飲むことによる健康リスクは”低め”とは言っても「全くないわけではない」です。
また、含有物質の”未発見の特性”によって寿命が縮められる可能性も「絶対にないとは言い切れない」です。
水道水の知識を得た私たちは、何も気にせずそのまま水道水を飲む人たちを”哀れみの目”で見る必要はありません。
ですが、密かに対策を打って「自分だけ安全に生きる」「家族だけは守る」という選択をする自由はあります。
浄水器を使えば、塩素臭を取り除けることはもちろん、他に微量含まれる余計な物質・有毒物も除去可能。
また、おいしい水道水を手軽に、そして安心感を持って飲めるようになる等、メリットは大きいです。
あなたには、浄水器は必要ですか?
それとも不要?
この機会に、1度考えてみてはいかがでしょうか?
それでは、今後も健やかにお過ごしください。