浄水器の「最終進化系」と言えなくもない、私個人としては”最強”と感じている浄水器。
それが「水道直結ウォーターサーバー型」です。
過去にいろんな浄水器を見てきましたが、これが圧倒的に良いです。
ただ、これは私個人の”経験則”であり、本当に優れているかどうかをあなたに知ってもらうには「比較」する必要があるでしょう。
他のタイプの浄水器と比べて、どのような面で優れているのか?
本当に”最強”と言えるのか?
この記事では、そんな「水道直結ウォーターサーバー型」の浄水器と他のタイプのものとを比較しながら、仮説を検証していきたいと思います。
どうぞ、最後までごゆっくりご覧ください。
水道直結は「使い勝手」が良すぎる?
浄水器と触れ合うタイミングが1番長いのは「導入時」でなく「解約(売却)時」でもなく「使用時」ですよね。
つまり、浄水器にとっては“使い勝手が良い”ことが最も大切です。
浄水器が「水道直結」の「ウォーターサーバー型」であることが、どれだけ使い勝手の面で優れているか?
見ていきましょう。
水道水を注ぎ入れる手間が一切ない?
一般的な浄水器の取水方法は、大きく分けて2種類あります。
冷蔵庫で保管できる「ポット型」のような浄水器は、手動で水道水を注ぎ入れる”汲み置き”がメインです。
また、蛇口の先端に取り付ける「蛇口直結型」は、水道水の通り道に挿入するタイプです。
水道直結ウォーターサーバー型は、どちらかと言えば水道水の「通り道に挿入」する浄水器。
なので、水道水をあらかじめ汲み置きしておく必要はありません。
これが、とてつもなく手間を省けるんです。
手動で注ぎ入れるタイプは、結構な頻度で作業が発生するため、かなり面倒。
浄水を貯めておけるタンクの容量にもよりますが、浄水を使うたびにマメに水道水を注いでおかないといけません。
この作業をちょっとサボれば「あ、浄水がない…」となり、水道水がろ過されるまで待たないと使えないという状況に。(私はよくありました…)
汲み置きの必要がないというだけで、使い勝手はかなり良いです。
ただ、それなら別に「手軽に使える”蛇口直結型”でも良いのでは?」となりますが…
使い勝手が良い面は、まだ他にもあります。
フィルター交換の頻度が少ない?
浄水器には、水道水をろ過してキレイにする「フィルター」が必ずついています。
これは、定期的に新しいものに交換しないといけません。
浄水器本体の大きさが小さければ小さいほど、中のフィルターも小さくなります。
フィルターが小さい=浄水性能が低いんですよ。
ろ過できる水量が少ないため、すぐにダメになります。
つまり、フィルター交換の頻度が高くなります。
蛇口の先端に取り付けるタイプのものは、だいたい「3ヶ月」での交換が推奨されていることが多いですね。
対して、水道直結ウォーターサーバー型は、使用頻度にもよりますが「6ヶ月〜1年」もちます。
手間が半分以下。
何かと忙しい現代人にとって、手間と時間を省けるのは大変ありがたいことです。
ですが、実は「水道直結」で「フィルター交換頻度が少ない」浄水器は、他にもあります。
“アンダーシンク型”というもの。
フィルターが、1年ほどもちます。
「では、アンダーシンク型でも良いのでは?」となりますよね。
水道直結ウォーターサーバー型の良い面は、まだあるんです。
いろんな用途に使える?
アンダーシンク型の浄水器は、シンクの下に設置した浄水システムによって、あらかじめ蛇口から出す水をすべて”浄水”に変えるものです。
これはこれで、素晴らしいものだと思います。
ですが、その用途は狭め。
常温か、ヤケドしない程度の温水しか出せません。
「冷水が欲しい」という場合は、別途容器を用意して冷蔵庫で冷やすか、氷が必要です。
「熱湯が欲しい」となれば、やかんやナベ、電気ポット等で沸かすしかありません。
また、どちらもある程度の”労力と時間”が必要です。
対して、水道直結ウォーターサーバー型はどうでしょう?
「ウォーターサーバー」の機能を持っているため、冷水や熱湯をいつでも出せるようになっています。
つまり、これさえあれば、冷たい水も白湯もすぐに飲めて、コーヒーやお茶もすぐにいれられます。
意外と場所を取る「やかん」や「ポット」が不要になり、これ1台でいろんなことができる。
この点は、アンダーシンク型どころか、他のどんな浄水器でもできない優れたポイントです。
このように、水道直結ウォーターサーバー型の浄水器は「圧倒的に手間が省かれている」そして「いろんなことに使える・用途の幅が広い」ということで、使い勝手の面では間違いなく”最強”と言えるでしょう。
小型で省スペースなのに「性能」は良い?
使い勝手の面で優れている「水道直結ウォーターサーバー型」の浄水器。
“ウォーターサーバー”という名がついていることから、大きな水ボトルを設置するアレぐらいの大きさを連想するかもしれません。
「でかいのかな?」「置く場所に困りそう」という不安もあるかと思います。
ですが、その心配は無用。
水道に直接つながっているため、本体内に水道水を貯めておくスペースが必要ないんです。
その分、本体は小型。
もちろん、水ボトルを備え付けることもなく、本体の大きさが変わることはありません。
かなり省スペースで、ちょっと物をどければ置けるぐらいかと思います。
例えば、アスターの「OCEAN(オーシャン)」という機種の場合、具体的な大きさは以下のようになっています。
「卓上用」
幅:26cm
奥行:47cm
高さ:51cm
ちなみに、一般的なコピー用紙(A4)のサイズが「29.7cm×21cm」です。
コピー用紙を2枚並べた(42cm×29.7cm=A3サイズ)ぐらいのスペース。
ちょっと頑張れば、確保できそうではないでしょうか?
高さについては、リビングの「床」からイスの「座面」ぐらい。
床に置くと背が低くて使いにくいので、何かしら台の上に乗せて使うことになるでしょう。
「水道直結ウォーターサーバー型」の浄水器は、たいてい”熱湯”を出せるため、電気ポットが不要になります。
電気ポットをどけてみてください。
そこに置けるかもしれません。
さて、本体の大きさはだいたいわかりましたね。
ですが、浄水器の性能は「フィルターの大きさ」「層の数」によるところが大きいです。
本体がこんなに小型で、果たして浄水性能は大丈夫なんでしょうか?
上で紹介したアスターの「オーシャン」を例に挙げて、その性能を見ていきましょう。
本体の中身は一切ムダなし?
一般的な浄水器には、主に以下のような部位(構造)が必要です。
もちろん、これらは浄水器のタイプによって、備わっているかどうかが変わってきます。
また、同じ大きさの浄水器でも備わっているものが少ない方が、他の部位を大きくして機能を向上させたり、本体を小さくしたりすることが可能です。
水道に直接つながっている浄水器の場合、浄水前の水道水を貯めておく必要がありません。
その分、他の機能を増強するのにスペースを使ったり、小型化したりできるわけです。
では、オーシャンの場合はどうなっているのか?というと…
水道に直結しているため、浄水前の水を貯めておく必要はありません。
また、自動的に水を浄水して「冷水(4〜8°C)」「温水(80〜90°C)」として貯めておくタンクが備わっており、使いたい時にすぐ出せます。
内部で水を冷やしたり温めたりするシステムは、急速で効果を発揮しなくて良いため、比較的小型に抑えられているのかもしれません。
ムダのない設計により、小型化が実現しているようです。
小型の本体の中に、最強の「ヒミツ」が?
浄水器としてのムダが省かれ、小さなボディに機能が集約された「水道直結ウォーターサーバー型」の浄水器。
ですが、本体が”小さい”ということは、フィルターもそれなりに小さく「浄水性能はそれほど高くないのでは?」と思うかもしれませんね。
ここで、浄水器に使われる主なフィルターの種類を見ておきましょう。
上記3種の違いは「穴の大きさ」です。
そのまま飲む水として浄水器を使う場合は、純水にまでする必要はありません。
なので、上の2つの機能を果たすフィルターがあれば十分です。
これらのフィルター自体が小さいと、一気にろ過できる水量が少なかったり、フィルターがすぐにダメになって交換頻度が高くなったりします。
一般的に小型の「ポット型」や「蛇口直結型」の浄水器は、フィルターが3ヶ月程度しかもたなかったり、ポット型なら浄水をつくるのに時間がかかったり、蛇口直結型ならチョロチョロしか浄水を出せなかったり…ということになります。
しかも、あまりにも小型の浄水器だと、使えるフィルターの種類も少ないため、物質の除去性能も低くなりがち。
その点、水道直結のウォーターサーバー型浄水器は?と言うと…
たいてい、フィルター交換の頻度は「6ヶ月〜1年」で、除去性能も優れています。
ここで改めて、オーシャンの場合を見てみましょう。
「ミネラルタイプ」と「純水タイプ」2種類の除去性能から選べるようになっています。
そして、どちらにしても「3層」ものフィルターが備わっており、不要な物質等はしっかり除去できますね。
また、純水タイプに対して、ミネラルタイプの方は給水が”速い”です。
これは、フィルターの穴を水が通る速度に関係してくる部分ですが、やはり穴が大きい方がろ過は速いです。
そして、先ほどもお伝えした通り、飲み水として利用するなら「純水」にする必要はありません。(純水をそのまま飲むことにリスクの可能性)
なので、速い方を選んでOKです。
ストレスなく連続使用できるレベルなので、この浄水器本体の大きさに対して、フィルター類は充実していると言えるでしょう。
本体が大きくて浄水性能が良いのは、当たり前です。
「小さいのに浄水性能が良い」というのも、これまた”最強”要素の1つ。
ちなみに、オーシャンだと、フィルターは1年程度もち、交換はスタッフが来て、全部やってくれます。
さらに、浄水器内部の洗浄や殺菌までやっていってくれるので、こちらの手間は「1年に1度の日程調整」ぐらい。
しかも、フィルター代はもちろん、メンテナンスも基本無料という好待遇。
年1訪問以外のメンテナンス依頼や、キャンセル時、地域が「北海道」「離島」などで状況が変わりますが、普通に使う分にはかなり快適かと思います。
“最強”と言えど「メリット」ばかりではない?
具体例を挙げながら、水道直結のウォーターサーバー型浄水器がどれだけ優れているか?を検証してきました。
メリットが多く、確かに”最強”の名にふさわしいタイプの浄水器かと思います。
しかしながら、いかに最強と言えど、やはりデメリットもあります。
考えられる王者の欠点は、以下の3つ。
浄水器の置き場所は意外と困る?
具体例として挙げた「オーシャン」の場合、だいたい”A3″サイズで、高さは”床からイスの座面”ぐらいでした。
公式サイトでは、実際に利用者がどんな感じで置いてるか?の写真が掲載されているので、参考になるかと思います。
が、あなたの自宅でこのサイズのものを新たに置こうと思うと、どうでしょうか?
意外と困りません?
床に置くと使いにくいので、シンクの横や、何かしらの台の上に置く必要があります。
これは、逆に考えれば「浄水器の下のスペースを有効活用できる」ということ。
もし浄水器を置く場所がすんなり決まらない場合は、Amazonなどで、ちょうど良い高さの台を探してみましょう。
こうすれば、浄水器を置く場所を確保しつつ、その下のスペースを使って宅内の整理整頓ができますね。
置き場所を「変える」のが難しい?
水道直結のウォーターサーバー型浄水器は、水道に直結してるが故に、置き場所を変える(=模様替えする)のが難しいです。
業者が設置してくれる場合、水道と浄水器をつなげるチューブの見栄えや、チューブ自体が邪魔にならないような配慮をしてくれます。
その際、チューブは余らないようにちょうど良い長さにしたり、壁の端に沿わせるような工夫も施されます。
これって、浄水器の置き場所を「変更しない」ことが前提の作業なんですよね。
つまり、初期設置時に「置き場所変えるかもしれないので余裕持たせといてほしい」とあらかじめ伝えておかないと、いざ場所を変えた時にチューブの長さが足りないということになりかねません。
また、せっかく壁に沿わせた配線も、ムダになってしまいます。
もちろん、業者にお願いすれば手伝ってくれるでしょうが、完全に利用者側の都合なので、ほぼ100%有料です。
浄水器の置き場所については、設置工事の前に「ココから動かさない!」と決めてしまうと良いでしょう。
また、浄水器を動かす場面といえば「引越し時」もそうですよね。
この場合、水道につなげているチューブをはずして新居でつなげる作業が発生するので、こちらも費用がかかるものだと思っておいた方が良さそうです。
メーカー側が意図していない出張や作業が伴う場合は「別途費用がかかる」という認識でいれば、大丈夫かと思います。
レンタルの場合は「解約時」に気をつけた方が良い?
浄水器のレンタルサービスに契約して「月額料金」を支払うパターンでは、解約の時期には注意してください。
これは浄水器だけでなく、その他多くのサブスクにも言えることですが、“最低利用月数”というものが設定されていることが多いです。
基本的に、サブスクは「長期間の利用」を前提にしており、だからこそ私たちは良いサービスを安価で利用できます。
なので、メーカー側が設定している最低利用月数に満たない期間で解約するとなった場合、足りない期間分の費用をまとめて「解約手数料」として支払わないといけない可能性が高いです。
加えて、水道直結ウォーターサーバー型の浄水器の場合は「水道を元の状態に戻す」「本体を撤去する」という作業が発生するため、追加で費用が発生することも、無いとは言い切れません。
ちなみに、オーシャンの場合は「3年以上使えば解約は無料」となっています。
撤去に費用はかかりません。
3年以上、置き場所を変えずに浄水器を使う予定なら、余計な出費の心配はなさそうですね。
やっぱり決め手は「コスパ」かと…
ここまで「水道直結ウォーターサーバー型」の浄水器”最強”説を検証してきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- 水道直結ウォーターサーバー型は「使い勝手」が最強
- 水道直結ウォーターサーバー型は「小型なのに高性能」
- 水道直結が故のデメリットは「最低利用月数」をチェック
「水道に直接つながっている」という特長。
これが、このタイプの浄水器が”最強”であるゆえんです。
でも、優れていることはわかりましたが、まだ大きな問題が残されていますよね。
それは「コスト」。
通常、このタイプの浄水器にかかる費用は、以下です。
「水」は水道水を使うので、水ボトルの購入代金は不要です(これまで通り「水道代」は必要)。
また、電気代はかかりますが、電気ポットのことを考えれば微々たる物なので、こちらも省略します。
そして、多くの場合、水道直結ウォーターサーバー型の浄水器は「レンタル式」なので、本体を購入することはほぼないでしょう。
オーシャンの場合は、年1メンテナンスもフィルター代も無料であることは、すでにお伝えした通りです。
さらに、最初の設置工事も基本的には無料でやってもらえるので、かかるのはほぼ「本体レンタルの月額費用」のみ。
このタイプの浄水器は、設置工事が有料であることが多く、フィルター代は無料でも“自分で交換”しないといけなかったり、スタッフに来てもらう場合は「出張料金」がかかることもよくあります。
そう考えると、オーシャンのメーカーは比較的親切に思いますね。
従来の”ボトル設置型”のウォーターサーバーからの「乗り換え」はもちろん、他の浄水器からの乗り換えや「浄水器デビュー」にもオススメ。
月額料金含め、オーシャンの詳細は以下の公式ページでご覧になれます。